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表2−2 行政情報化推進共通実施計画の7年度実績と8年度計画要旨

1. 情報システムの整備等に関する事項

?@ 霞が関WAN、省庁間電子メールシステムの整備

○7年度実績:各省庁のLANの実態把握の結果を踏まえ、ネットワークの概要設計、基本設計を実施

基本仕様、ネットワーク構成、セキュリティ措置等、整備に当たっての基本的方向等を「霞が関WANの整備方針について」(平成7年12月25目行政情報システム各省庁連絡会議幹事会了承)により決定

◎8年度計画:霞が関WANの詳細仕様、運営主体、利用料金等を決定

平成9年1月を目途に電子メールシステムから運用を開始

各省庁の地方支分部局、地方公共団体、特殊法人等と霞が関WANの接続の必要性等を検討

?A 省庁間電子文書交換システム、省庁内文書管理システムの整備

○7年度実績:暗号技術等を活用した電子文書の真正性の確保方策等の技術的動向等の把握を含むシステムの基本設計を実施

◎8年度計画:暗号化技術等電子文書の交換に必要な技術を検討

詳細機能を含めたシステム構築の具体的検討

総務庁において、省庁間電子文書交換システムの整備及び省庁内文書管理システムのプロトタイプシステムの整備

?B 各省庁に共通する事務処理システムの整備

◎8年度計画:国会関係事務支援システムは、内閣参事官室と各省庁政府委員室との間にLANを整備。国会関係情報を各省庁に迅速に伝達する方策の検討。稟議・決裁システムは、通商産業省においてパイロットシステムを整備

各省庁文書管理規則等の見直し指針及びシステムの運用に係る省庁間取り決めを検討

官庁会計事務、人事・給与関係事務等の情報システム化の方策の検討、ニーズの把握。制度所管庁において関係規定の見直しを検討

?C 一元的に開発・提供することが効率的なデータベースの整備

○7年度実績:総務庁において、省令データベースを整備

◎8年度計画:総務庁において、省令データベースの逐次運用開始及び許認可等データベースを整備

法令、閣議情報、審議会答申等既存のデータベースのオープンシステム化

霞が関WANによる外部データベースの共同利用の方策を検討

?D 各省庁が共通して保有する行政情報のデータベースの整備

○7年度実績:各省庁における白書等の電子化状況を把握

統一的なシステム仕様を検討

◎8年度計画:統一的な仕様に基づき、パイロットシステムの成果を活用しつつ、逐次データベースを整備。その省庁間利用のための要領を検討

?E データベース等行政情報の省庁間利用のためのクリアリングシステムの整備

◎8年度計画:データベース等行政情報の省庁間利用のためのクリアリングシステムの統一的仕様の策定

各省庁における他省庁にも提供可能なデータベースの整備状況等を把握し、霞が関WANによる利用方策及び省庁間利用要領の検討

?F その他の8年度実施事項

・ 既存データベースのオープンシステム化の推進

・ コンピュータ製品等の具体的取引価格等の省庁間流通システムの検討

 

 

 

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